フレキシブルプリント配線板の海外生産と国内生産の比較

円高であった時期の影響があり、

海外でプリント配線板を生産することでコストダウンが可能になる

との誤った認識が拡がっているような気がする。

コストは、材料費と加工費をベースに算出される。

海外製品のコストが安い理由は

前者と後者の総額に利益と管理費用を上乗せした金額になるが、

フレキシブルプリント配線板の材料は海外で製造することが難しく、

日本の他に材料を製造する能力を保有する企業は少ない。

特に

フレキシブルプリント配線板の場合、

アジア諸国で材料を製造することが困難で、

日本または一部の国の材料を持ち込むことが余儀なくされるため、

材料の輸送費用がコストに加えられる。

従って、日本からの輸送を前提とすると

材料費の高騰を招き為替リスクも足かせとなる。

最近は為替の円安基調も加わり、

海外で生産するメリットは無くなりつつある。

さらに、

高い実装技術が求められることから、

歩留まりの低下がさらにコストを高める。

個人的には、日本国内での製造を推奨したい。

フレキシブルプリント配線板をロール形式で提供

フレキシブルプリント配線板をロール形式で製造する技術を確立した。

多くの分野での応用が可能になる。

フレキシブルプリント配線板は、

プリント配線板を薄くすることが可能だ。

フレキシブルプリント配線板は高い放熱性能を有するものの

低い熱抵抗は、低い熱抵抗を有するというジレンマも意味する。

これを高い放熱ポリマーで補完してゆく。

従来はアルミ基板で対応していたプリント配線板を薄くすることが可能になる。

薄い銅箔を利用したプリント配線板を製造することで

プリント配線板のコストダウンを提案してゆく。

 

プリント配線板の製造品質 ~ ドリル加工

プリント配線板の品質を担保について

多くの顧客が「外観」を重視するように思える。

プリント配線板の品質を確保、維持、向上させるためには、

「外観(画像)検査」

「導通検査」

だけでは不十分だ。

先日もある方とプリント配線板の品質に関する話題について

意見交換をしたが、

外観(画像)

導通(テスター、チェッカー)

には気を払われておられたが、

品質の確保は

外観を導通の検査で事足りるとのご認識でおられた。

プリント配線板セミナーを各地で承るが、

私のセミナーでは

プリント配線板の品質を確保、維持、向上させるためには

ドリル加工

めっき加工

の2つの工程における品質管理に長い時間を割く。

この2つの工程に

材料の品質チェックが完璧であれば、

プリント配線板の品質の確保、維持、向上は

かなり進んでいるといえる。

特に

擬似断線の問題への対応については

既述の項目を漏れなく管理していれば問題はないと考える。

以下は、スルホール断線の断面画像だ。

外観検査、導通検査(テスター、チェッカー)で検出することは不可能だ。

フレキシブルプリント配線板の構造 ~ 層構成

リジットプリント配線板

フレキシブルプリント配線板

いずれもメーカーの材料を仕入れて製造するわけだが

リジットプリント配線板(以下リジット基板と呼ぶ)は、

総厚

層構成(樹脂層、銅箔厚さ)

などが標準化されているため、

特殊用途でない限り

総厚を指定すれば価格に大きな差異はない。

しかし、フレキシブルプリント配線板(以下フレキシブル基板と呼ぶ)は、

個別の層構成を明確にしないと価格にバラつきが生じる。

リジット基板は、

総厚を規定すればある程度の使用は確定する。

一方、

フレキシブル基板は、

リジット基板と同様の標準的な仕様で括ることが難しい。

従って、依頼者(発注者)側が規定する必要がある。

材料にコシがなく、電子部品を実装するためには補強板の採用は不可欠だ。

品質の安定は勿論、

コスト低減の角度からも

仕様の検討を重視していただきたい。

簡単な仕様を提示する程度では価格を算定することが難しい。

 

放熱接着剤の用途~ヒートシンクとの密着

新製品として放熱接着剤をご紹介したが、

放熱接着剤の特長は、

熱源とヒートシンクの高い密着性にある。

LED照明の分野では既に実績があり、

自動機による組み立ても対応している。

高輝度LEDを実装しても耐熱性能に問題はない。

サンプル画像を披露する。

実装基板
L=1200

大型シートで生産

マウンタで実装可

接着剤の塗布後に乾燥させて密着させる。

密着後はねじ留めは不要

接着後はねじ留めは不要だ。

LEDバリエーション

LEDデバイスも選択が可能。

完成後

完成後の照明

パネルも製造

パネルとしても納品

独自の評価試験

独自の評価試験も実施して品質を保証

t=0.2

PCBは t=0.2

独自のノウハウで低価格も実現した。