リジットフレキシブルプリント配線板のコストダウン

リジットフレキシブル基板の見積依頼が増えた中で、
コストダウンのニーズが大きい。
一般的なリジット(硬質)基板と異なり、
フレキシブル基板は、
単位面積当たりでの
価格算定が困難であることは述べた。
リジット基板とフレキシブル基板の相違点は、
フレキシブル基板は、層構成が複雑で、
標準化することが難しいところにある。
標準化することが難しいので、
リジット基板のごとく
購入者側が価格を算定することも難しい。

これがリジットフレキシブル基板となると
さらにコストダウンが難しくなる。

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写真のようにフレキシブル基板の一部が
リジット基板になっているものがリジットフレキシブル基板だが、
実装の理由で
安易に採用することは控えていただきたい。
コストダウンが難しくなることはもちろん、
歩留りの観点からも好ましくない。
設計の完了後のコストダウンは難しいので
設計前にご相談をいただくことをお勧めしたい。
以下の基板にはBGAが実装されているが、
巧く補強板を使っている。

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リジットフレキシブルプリント配線板の採用を回避した好例といえる。