プリント配線板と同様に
フレキシブルプリント配線板にも価格低減の圧力が強まる。
価格低減の圧力に抗うことは困難だが、
フレキシブルプリント配線板のコストダウンには一定の知識が必要になる。
旧来の硬質(リジット)プリント配線板は、
材質(材料)
外形寸法
板厚
表面処理
発注数量
程度の情報で価格を算出する場合がある。
ところがフレキシブルプリント配線板は、
さらに多くの情報を提示する必要があり、
費用の算出作業がリジットプリント配線板より
多くの情報が必要になる。
さらに、コストの算出にあたり、
リジットプリント配線板の価格が参考にされる場合が多く、
大きな利益を得ることが難しい。
最近
フレキシブルプリント配線板の市場規模の伸長に伴い、
多くの見積依頼を承るようになったが、
リジットプリント配線板の価格帯が参考となるため、
仕様を無視した低価格を要求されることが増えた。
当方としては
高いコストパフォーマンスのプリント配線板を提供したいと考えるが
コストパフォーマンスを向上させるためには、
詳細の仕様をご提示いただく必要がある。
情報量の多寡がコストダウンの知恵を創出する。
特に、薄物プリント配線板の分野では
顧客からの情報提供が欠かせない。